~適正な外国人雇用のために必ずチェックすべきポイント~
建設業界において外国人労働者の雇用は、人手不足解消の重要な手段となっています。しかし、在留資格や就労制限を確認せずに雇用すると、不法就労助長罪に問われるリスクがあるため、在留カードの確認は必須です。
この記事では、建設業者が外国人労働者の在留カードを確認する際に注意すべきポイントを詳しく解説します。適正な雇用を行い、企業リスクを防ぎましょう。
1. なぜ在留カードの確認が重要なのか?
在留カードの確認を怠ると、以下のようなリスクが発生します。
⚠ 不法就労の防止
在留資格がない外国人を雇用すると、不法就労助長罪に該当し、事業者にも罰則が科される可能性があります。(入管法第73条の2)
【罰則】 3年以下の懲役または300万円以下の罰金
⚠ 適法な就労の確認
在留資格によって、就労可能な職種が異なるため、適正な業務に従事させる必要があります。許可されていない業務に従事させた場合、企業は行政処分を受ける可能性があります。
⚠ 在留期間の管理
在留期間が切れた外国人を雇用すると、不法滞在を助長する行為となります。在留期間を正しく管理し、適切な更新手続きを行う必要があります。
⚠ 企業の社会的責任
適正な在留資格を持つ外国人労働者を適切に管理し、公正な待遇を提供することは、企業の信頼向上にもつながります。
2. 在留カードの基本的な見方
在留カードには、以下のような重要な情報が記載されています。
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 氏名 | 外国人労働者の名前 |
| 生年月日 | 労働者の年齢を確認 |
| 国籍・地域 | 出身国を確認 |
| 在留資格 | 「特定技能」「技術・人文知識・国際業務」などの資格 |
| 在留期間 | 在留資格の有効期限(要確認) |
| 就労制限の有無 | 就労可能かどうかを確認 |
| 交付年月日 | 在留カードの発行日 |
| 有効期限 | 在留カードの有効期限(通常7年間) |
| 顔写真 | 本人確認のために一致を確認 |
これらの情報を正しく確認することで、適法な就労が可能かどうか判断できます。
3. 建設業者が確認すべき重要ポイント
建設業で外国人労働者を雇用する際には、以下のポイントを必ずチェックしましょう。
✅ ① 在留資格の確認
在留資格が建設業での就労を認められているかを確認しましょう。
📌 建設業で活用される主な在留資格
- 特定技能(型枠施工、鉄筋施工、とび など)
- 技能(熟練工の職種)
- 技術・人文知識・国際業務(施工管理、通訳 など)
🚫注意!「留学」「短期滞在」「家族滞在」などの在留資格では就労できません!
✅ ② 就労制限の確認
在留カードの**「就労制限の有無」**欄をチェックし、建設業での就労が許可されているか確認しましょう。
📌 「就労不可」の場合
👉 原則として働くことはできません。(資格外活動許可があれば例外)
📌 「指定書により指定された就労活動のみ可」の場合
👉 特定技能外国人などは、**指定された業務区分(例:鉄筋施工・型枠施工など)**のみ従事可能。
🚫注意! 例えば、「特定技能1号(型枠施工)」の在留資格を持つ外国人に「建設機械施工」の業務をさせることは違法です。
✅ ③ 在留期間の確認
在留期間が切れている場合、その外国人は不法滞在者となります。
📌 チェックポイント
✔ 在留期限が切れていないか?
✔ 期限が迫っている場合、更新手続きを行っているか?
🚫注意! 在留期間が満了したまま雇用を継続すると、不法就労助長罪に問われる可能性があります。
✅ ④ 顔写真の確認
在留カードの写真と本人の顔が一致するか確認しましょう。
📌 チェックポイント
✔ 顔の特徴(目、鼻、輪郭など)が一致しているか?
✔ 顔写真が改ざんされていないか?
🚫注意! 他人の在留カードを使って不法就労するケースもあるため、本人確認は慎重に行いましょう。
✅ ⑤ 偽造・変造の確認
近年、在留カードの偽造が増加しています。以下の方法でチェックしましょう。
📌 偽造・変造を見抜くポイント
✔ ICチップ情報を確認(地方出入国在留管理局で読み取り可能)
✔ ホログラムや透かしが正規品と一致しているか確認
✔ カードの厚みや材質が不自然でないか確認
✔ 記載されているフォントや文字のズレがないか確認
🚫注意! 偽造が疑われる場合は、入管局に相談しましょう。
4. 不審な点があった場合の対応
在留カードに不審な点があった場合は、すぐに適切な対応を取ることが重要です。
📌 取るべき対応
1️⃣ 外国人本人に直接確認(説明があいまいな場合は要注意)
2️⃣ 地方出入国在留管理局に相談(カードの真偽を確認)
3️⃣ 警察への通報(偽造・変造の疑いがある場合)
5. まとめ
✅ 在留カードの確認は企業の責任!
✅ 不法就労を防ぐため、在留資格・就労制限・有効期限を必ずチェック!
✅ 不審な点があれば、速やかに入管局へ相談!
適切な確認を行うことで、企業の法令遵守を徹底し、外国人労働者の適正な雇用を実現しましょう!✨



